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妊娠・出産し、産後うつになり立ち上がるまで〜②出産・入院生活編〜

こんにちは、Keiです!今回は、前回の①マタニティ編の続きになります。まだ読んでいない方は読んでみてください!!

自然分娩のつもりがまさかの帝王切開!壮絶な入院生活

まだまだ生まれないね、と言われた38週の検診。そして下った、妊娠高血圧症候群の診断

臨月に入ると妊婦健診は週1回になりますが38週の段階で、

まだまだ赤ちゃんは下りてきておらず子宮口も開いていなかったので出産の兆候はありませんでした。

必死にスクワットと散歩をする毎日でしたが、特に変化はなく。

まだまだかぁ、と思いながら39週の検診で引っかかってしまったのです。

血圧が何度計っても、上が140を超える。

自覚症状は全くなかったのですが、妊娠高血圧症候群と診断されました。

重症になるとお母さんには血圧上昇、蛋白尿に加えてけいれん発作(子癇)、脳出血、肝臓や腎臓の機能障害、肝機能障害に溶血と血小板減少を伴うHELLP症候群などを引き起こすことがあります。また赤ちゃんの発育が悪くなったり(胎児発育不全)、胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなり(常位胎盤早期剥離)、赤ちゃんの状態が悪くなり(胎児機能不全)、場合によっては赤ちゃんが亡くなってしまう(胎児死亡)ことがあるなど、妊娠高血圧症候群ではお母さんと赤ちゃん共に大変危険な状態となることがあります。

公益社団法人 日本産科婦人科学会

診断が下りた時点で39週。予定日までまもなくというところで、

予定帝王切開での出産に切り替えることとなりました。

私自身は幼い頃に、鼠径ヘルニアの手術や心臓カテーテルアブレーション手術などの手術経験があったので、帝王切開に対する怖さは

その段階ではありませんでした。

でも、とにかく赤ちゃんが無事で生まれてきてくれれば…

そんな想いでした。

検診だけのつもりで来ていた私でしたが、その場で入院が決定。

荷物は後から夫に持ってきてもらってください!と言われ即入院が決まりました。

食事制限、1日3回のNST検査の管理入院

突然、入院が決まった私はまだまだ生まれる様子のない娘の胎動を感じながら徐々に不安を覚えました。

食事は高血圧のため、食事制限もあり

1日何度もある血圧測定、NST検査でなかなか休むタイミングのない入院でした。

予定帝王切開のため、出産は入院の2日後に決まりました。

その日は私たち夫婦の結婚記念日でもあり、後にわかることですが

WBCで日本が優勝したおめでたい日でした。

いざ、帝王切開手術へ…!!

午後1時に手術開始予定だったため、その日は朝からWBCの決勝を観て応援していました。

個室で、テレビもあったため自由に過ごすことができました。

そして、お昼頃WBCで日本の優勝を見届けた後

私は手術室へと向かいました。

いざ手術室に入ると急に不安になり心拍数は180を超えていました(笑)

初めての腰椎の麻酔は一瞬痛む程度で、

その後は足がじーんと痺れて下半身の感覚がなくなるのを覚えています。

けれど意識ははっきりしていたので、本当に麻酔が効いているのか

不安で「もう効いてますか?」と先生に聞いたところ、

「もうすぐ生まれるよ〜」と言われこんなにもあっさりと進むのかと衝撃を受けました。

手術開始から10分ほど、「おめでとう〜」と言われ

娘は小さな産声をあげ、この世に生まれてくれました。

小さな産声を聞いて、私は涙が止まらず手術が終わるまで40分ほど

感動して泣き続けていました(笑)

あんなにも、自分に母性があるのか不安になり

本当に育てられるのか心配で怖かった私でも、初めて聞いた娘の産声は一生忘れられません。

「無事に生まれてきてくれた…!!!」

あまりの感動でいっぱいになり、先生や助産師さんも引くほど

泣いていました(笑)

小さめの元気な女の子が誕生!!

2872グラム、46センチと少し小さめながら元気な娘が誕生してくれました。

初めて顔を見た時、初めて触れた時、あの感動は二度と忘れられない人生の中でも一番の出来事でした。

出産後は、血圧も落ち着きましたが

局所麻酔の副作用による激しい頭痛と、帝王切開の傷の痛みで

5日間はまともに食事も摂れず母子同室も叶わないほどの猛烈な痛みに襲われました。

それでも授乳をしなければならず、泣きながら授乳したことを思い出します。

それでも、産後5日を越えると一気に副作用の頭痛と傷の痛みも和らぎやっと娘との時間を楽しむことができました。

そうして、なんとか10日間の入院生活を終え

夫と娘とともに退院することになりました。

ここから、私は産後うつを発症し育児がままならない状況に

どんどん追い込まれていきます。

このお話はまた次回に…!!

お読みいただき、ありがとうございました。