私が妊娠・出産し、産後うつになり立ち上がるまでを記事にしました。
マタニティ編、出産編、まだ読んでいない方はそちらを読んでみてください!!
Contents
育児をなめていた。産後うつを発症するまで。
夫は2週間の育休と取得し、育児がスタート
2023年3月末、その日は小雨が降っていて3月とはいえ寒い日でした。生まれたばかりの小さな娘をあたたかいおくるみに包んで
徒歩5分の距離をタクシーで帰宅しました。
小さな娘を抱えて、落としてしまわないかとヒヤヒヤしながら
無事自宅に帰ったことを覚えています。
その日から、夫は2週間の育休を取得してくれました。
今思えば2週間では短すぎる、と思うのですがこれは私が決めた期間で「2週間もあれば慣れるから大丈夫でしょ!仕事行ってくれた方がお給料入るし、2週間取ってくれれば十分だよ!」そう妊娠中に決め、取得してもらった育休でした。
幸い、娘は3時間おきの授乳以外は特に大泣きすることもなく
よく眠り、育てやすい子でした。
夫が育休を取得してくれている間は、私が日中お世話をして
夜型の夫が夜、お世話をする。そんな形で割と睡眠は取れていましたが、慣れない沐浴や、オムツ替えに奮闘していくうちに少しずつ疲労が溜まっていくのがわかりました。
でもそのときはまだ、産後ハイなのもありあまり食事も取らず
眠る娘をちゃんと息しているか心配で何時間も側で見守っていました。
可愛い、と思う余裕はなく、とにかくこの子がちゃんと生きているか、ミルクは足りているか、吐き戻しの多い子だったので、窒息しやしないか。そんな不安感が常にあり、ストレスのかかる状況でした。
このときも、夫にその気持ちを話すことをせず
「私がお世話するから寝てていいよ」とせっかく育休を取ってもらったのに遠慮して、なぜか育児を1人で抱え込むようになりました。
夫が見ててくれるとはいえ、自分でやらないと不安で怖くて
全てを自分でやってしまったのです。
それが、産後うつを発症するひとつの原因だったのかもしれません。
夫の2週間の育休が終了、週5ワンオペ育児がスタート
あっという間に夫の2週間の育休が終わり、週5ワンオペの育児がスタートしました。
実母は祖母の介護、義母も義父の介護があり周囲にサポートを頼める人はいませんでした。
一日中ひとりで小さな娘を育てているプレッシャーと
ちゃんと育児をこなさなければという責任感でいっぱいになり、自分の食事をとることも後回し。自分のことに時間を使う余裕はありませんでした。
気づくと、夜中もずっと起きていてその頃から睡眠時間は1時間〜2時間。娘が泣けばすぐに起きて授乳。疲れが取れるはずもなく、食欲も無くなりました。
こんな状態が2ヶ月続いたのですが、夫には「大丈夫」とだけ伝え
自分の異変にも気づかないふりをしていました。
夫は仕事をしているから頼れない… なぜかそんな風に思っていました。2人の子どもであるのに、夫に頼るのは「申し訳ない」。
なぜそう思っていたのか分からないけれど、とにかく母親にも夫にも、誰にも頼れないまま時間だけが過ぎていきました。
なぜか涙が止まらず、泣きながらおむつ替えをし、娘が泣いている横で自分も泣いていました。
その状況がおかしいことに、自分ではもう気付けなくなっていました。
でも一日中涙が止まらない。どうしたらいいか分からず、役所の担当の保健師さんに電話をかけていました。
泣きながら「私、育児ができません。もう無理かもしれません、助けてください」そう訴えました。
保健師さんはその後30分も電話で話を聞いてくださり
心療内科の受診を勧められました。
ついに限界を迎え、心療内科へ
忘れもしない、2023年6月中旬。
その日も夫は仕事でした。仕事へ向かう支度をしている夫に
泣きながら「私もう育児できない、育てられない。仕事に行かないで」と訴えました。
それまで、「大丈夫、大丈夫」と言い続けてきたために
夫は私の異変に気づくことはなく急なことに驚いていました。
「仕事に行かないで、と言われても今日は大事な日で…休めないよ」そう言われました。
「お願い!!!もうこの子を1人では見られない!!!」
もう身体が重だるく、食事もまともに取っていなかったため
体重は妊娠前から-4キロまで減少していました。
食事も取らず、ほぼ寝ていなければ、おかしくなるのは当然でした。
あまりの事態に驚きつつも、夫は休みを取ってくれ娘を見ていてくれました。
私はそのまま、心療内科を受診することになりました。
2ヶ月まともに睡眠も食事も摂れていないこと、娘がかわいいと思えないこと。育児がとにかく辛く楽しいと思えないこと。
自分の想いを全て打ち明けると、産後うつの診断が下りました。
抗うつ剤・抗不安薬・睡眠導入剤の3種類が処方され、なんとか自宅に帰りました。
この後、私は産後うつの治療をしながらブログを開設。
Webデザインの勉強を始めるまでに回復することができました。
次回、産後うつから立ち上がるまでを記事にしたいと思います!!
また読んでいただけたら嬉しいです!!